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EV保守

エレベーターは建築基準法第12条で年に1回の検査、法定点検・報告が義務付けされてます。
よくEV内に貼られた検査済証がありますがそれが年1回の検査が済んでいる証明です。
しかし一般的には1ケ月～３ケ月に１回のエンジニアがEVを停止し機械室に入り給油・調整・消耗品の交換するとともに、そん状況報告を兼ねた点検レポート発行する、保守点検が行われるのが通常です。また最近では遠隔監視装置を採用した保守契約の流れになってます。

保守契約について

POG契約

Parts(パーツ）Oil(オイル）Grease(グリース）の略でＥＶに関する機器消耗部品の交換、給油、調整点検を行う。電球・ヒューズ等の部品は保守料に含まれているが、それ以外の部品交換・修繕は別途料金となります。

長所
月々の保守料金が低く設定されている。
部品代等の費用が都度発生する為、発注者のコスト意識が高まる。

短所
経年劣化により費用が増加する。
故障時に部品交換に費用が発生する為、その見積もり確認・故障対応に迅速に対応出来ない。
不測の故障が発生し賃貸経営の中では臨時のコストが発生するのを予期しにくい。

フルメンテナンス契約

フルメンテナンス契約の場合は月額の保守料金の中に、消耗部品だけでなく、故障劣化した部品交換・修繕費用が月々の保守料に含まれています。それゆえに、費用の方はPOG契約より保守料金高く設定されています。
※扉カゴの破損汚損・地震時管制装置・停電時自動着床装置の改造工事は含みません。

長所
故障時に部品交換時の対応がスムーズ。賃貸経営においては年間予算、長期修繕費の目途が立て易い。

短所
機器部品の耐用年数を考慮した金額な為、月々の保守料金が高く設定されている。
契約に含まれない部分の修理費は含まない。故意過失・天災による修理費も含まない。

点検業者

• メーカー系業者による点検（製造元・設置メーカー系点検業者）
• 独立系点検業者（製造元・設置メーカー系でない点検業者）

点検業者の選択でも上記２種類の点検業者によって価格・内容はそれぞれ特色があります。